海外渡航と機内トイレの禁煙

現在海外渡航を行う手段として最も一般的な方法が飛行機での渡航です。しかし1992年より煙草の副流煙による健康被害と機内火災の予防を目的に国際民間航空機関の呼びかけによって飛行機内での喫煙は全面的に禁じられており、これを破って喫煙した利用者には取締り等が行われる事になってしまいます。中でもトイレを始め狭い場所には煙感知機が設置されており対策も重点的な物となっています。しかし、実際には機内トイレには未だに灰皿が置いてあるのです。もちろん灰皿が置いてあるからと言って喫煙してしまうとトイレ内の煙感知機が作動して最悪空港にUターンするという事態となります。これにより大幅な遅れの原因となってしまう他、迷惑行為を犯したとして喫煙者には思い罰金が課せられてしまうのです。何故禁煙なのに灰皿を置くと言う矛盾した行為を航空会社は行うのでしょうか?実はこれには飛行機が全席禁煙であっても灰皿の設置は飛行機の義務であるという事が航空法によって取り決められているという事情があって、そこにはトイレの構造が強く関係しています。この機内トイレ、一般的な家庭の水洗式トイレとは違って機内への吸引式の構造となっているのです。つまりいつもと自宅等と同じ感覚で機内トイレに煙草を流してしまうと最悪火災に繋がり大惨事となってしまうのです。その為万が一の事態が起こらないように禁煙であっても灰皿を設置しているのです。慎重過ぎとも言えますが、過去に機内火災が起こった火元の殆どがトイレである事からも慎重過ぎる程の喫煙者対策をしている事が窺い知れるでしょう。また過去には飛行機内に灰皿が見当たらないと言う事から離陸が約25分程遅れたという事件もありました。それ程までに灰皿の有無は安全面で大変重要な物となっているのです。