ノルアドレナリンでの食欲低下と禁煙外来での治療

タバコを吸うと満足感を得るのは、ニコチンが脳に届くからです。脳にはニコチン受容体というのがありタバコを吸うとニコチンがそこに到達し受容体と結合します。するとドーパミンという快楽物質が放出され、それで快楽感が満足できるというわけです。もう一つ、身体にニコチンが入り込みニコチンの血中濃度が上がることによって体内に増えるのがノルアドレナリンという物質です。ノルアドレナリンは覚醒作用があり、外見上元気が出たりやる気が上がったりします。ドーパミンとノルアドレナリンの共通点は、体内に入るとその時は快楽を得る代わりに、食欲が抑制される作用があるということです。なのでタバコを吸っていると食べ物がおいしくなく、とても健康に悪い状態です。こうなると一刻も早く禁煙を行なうことが必要です。現在は全国の医療機関に禁煙外来が設けられていますので、そこを訪れて病気として治療を受けるのが一番です。まず初めにテストを受けます。それによりニコチン依存症であると判定され、またそれに加えて喫煙本数掛ける年数が一定の基準以上であれば、保険で治療を受けることができます。今ただちに禁煙治療を受けたいと思っていて、さらに文書で同意した段階で、はじめて保険治療の条件を満たします。禁煙外来でよく用いられるのが飲み薬です。飲み薬は計画的に飲むことでとても効果が期待でき、禁煙を成し遂げる確率が非常に高い薬です。逆に言えばこのようによく効く薬は副作用もあるものですから、服用中は医師とよく相談しながら用います。まず飲み始めの頃に不安やあせりを感じることがありますが、これはこの薬のせいではなく、また病院で治療し出したからでもなく、身体が禁煙を始めたためです。このような時は医師と相談しいったん薬をやめてみたりします。薬の副作用としては頭痛や腹痛などが考えられますが、腹痛薬などを一緒に用いることで改善が考えられます。